自動改札並みの決済速度が求められる駅ナカ店舗

 非接触式のICカードには、NFC Type-A、NFC Type-B、NEC Type-Fの3つの規格がある。Type-Fはおサイフケータイで使われている「FeliCa」だ。このFeliCaは、SuicaやPASMOのように都市部の自動改札での利用を想定している。そのため1分間に60人が通過できるほど高速な決済処理が必要とされている。しかし、この高速決済が必要なのは自動改札だけではない。

 通常、買い物の電子決済なら数秒の時間がかかっても問題はない。財布からお金を出して、おつりを受け取る現金払いよりも早いほどだ。しかし、改札並みの高速な電子決済が必要な店がある。それは、「NewDays」などの駅ナカの店舗だ。

 NewDaysは、JR東日本のグループ会社が運営するキオスク。朝のラッシュ時の混雑はとてもひどいが、お客の回転は非常に早い。それは、Suicaで決済しているからだ。朝のラッシュ時に駅を利用する人は、列車で通勤または通学をしている人が多い。そうなると定期券を持っており、それはSuicaまたはPASMOであり、電子マネーだ。そのため、お客の回転が速いのだろう。というよりも、あれほど多いお客の支払いを現金で行っていたら、これほどの回転が遅かったかもしれない。

 改札のために1分間60人という厳しい仕様にしたFeliCaだが、小売店舗でもその利点が生かされている。