シリアルATAのSSDをNVMeに交換する

  ノートパソコンは拡張性がほとんどないため、アップグレードはなかなか難しい。そんな中、SSDは、SATA接続からNVMe接続に交換すると高速化が期待できるパーツの1つだ。実際に交換して読み書きの速度を測定してみたところ、SATA接続の読込速度は421.5Mバイト/秒だったのに対して、NVMe接続は2,529.4Mバイト/秒と6倍も高速化できた。

※ノートパソコンの分解は、保証期間中の無償修理はもとより、保証期間外の有償修理も断られる可能性があります※

 しかし、ベンチマークでは約6倍の読込速度だが、実際に使っても体感できなかった。また、旧SSDから新SSDのクローンを作ってもWindowsが起動できなかった。ノートパソコンを分解する、NVMe接続のSSDを購入するなどの手間やリスク、コストを考えると得策ではないかもしれない。

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シリアルATAのSSDはNVMeの6倍高速

 SSDやHDDはシリアルATAでパソコンと接続されることが多い。しかし、シリアルATAの転送速度は最大6Gbpsのため500Mバイト/秒程度が限界。いくらCPUが高速であっても、SSDとHDDが足を引っ張ってしまう。そのため、このシリアルATAのSSDをNVMe接続の物に交換すると高速化が期待できるというわけだ。NVMeは、PCI Express 3.0×4だと転送速度は32Gbps。理論上、NVMeはシリアルATAの約5.33倍となり、下にあるようにベンチマークでも同様に6倍程度の速度が確認できた。

(上)旧SSDのSK Hynix「SC300 Series」の256Gバイト (下)新SSDのインテル「SSD 760p シリーズ」の256Gバイト

 このようにベンチマークでは読込速度が6倍になったが、体感速度は変わらないというのが正直なところ。また、旧SSD(シリアルATA接続)から新SSD(NVMe接続)のクローンを作っても、新SSDではパソコンが起動できなかった。これはおそらく新SSDに交換したため、旧SSDのWindowsにNVMeのドライバーがインストールされていなかったためだろう。セーフモードでも起動できなかったため、結局、新SSDにOSやソフトを再インストールした。

 という事で、SATA接続のSSDをNVMe接続に交換するのは、手間やコストがかかるが、正直なところ、効果は薄い思われる。

SATA接続のSSDをNVMe接続に交換する手順

用意する物

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 「CrystalDiskMark」はストレージベンチマークの定番ソフト。EaseUS Todo Backup Freeはディスクのクローンと消去が無料でできるため選んだ。しかし、ディスクの消去ソフトは、速度の速い「ディスク消去ユーティリティ」を使用した。USBの外付けケースは一時的に使う物なので安い製品を、SSDはこれまでインテルの製品を使っていたので、今回もコンシューマー向けの高速タイプを購入した。

手順

  1. ストレージのベンチマークソフト「CrystalDiskMark」で旧SSDの読み書き速度を測定
  2. 旧SSDから新SSDのクローンを作る
    「EaseUS Todo Backup Free」を使い旧SSDから新SSDのクローンを作成する。この際、新SSDはUSBケースに装着して、旧SSDが搭載されたパソコンと接続。EaseUS Todo Backup Freeを使ってクローンを作成する。なお、これらの作業はWindows上で行える。
  3. パソコンを分解して旧SSDを取り出し新SSDを装着。パソコンを起動。
    パソコンの分解方法はこちらを参照
  4. 旧SSDのデータを消去する
    旧SSDをUSB外付けケースに装着して、「ディスク消去ユーティリティ」で旧SSDのデータを消去
  5. CrystalDiskMarkで読み書きの速度を測定

この3.の手順で引っかかった。そのため、3.を行ったのち、新SSDにOSやソフトをインストールした。その後、USBで接続した旧SSDから必要なデータを移行した。

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