「Microsoft Phone」のようなものを作る #マイクロソフト #Android

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 マイクロソフトは、2019年12月10日にてWindows 10 Mobileのサポートを終了する。それに関するマイクロソフトのサポートページの記載が話題になっている。「Windows 10 Mobile OS サポート終了に伴い、ユーザーはサポートされている Android または iOS デバイスに移行することをお勧めします。」と書いてあるためだ。

マイクロソフトはAndroidとiOSに大量のアプリをリリースしている

現時点では、Windows 10 Mobile ユーザーは何を行えばよいでしょうか?
Windows 10 Mobile OS サポート終了に伴い、ユーザーはサポートされている Android または iOS デバイスに移行することをお勧めします。

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4485197/windows-10-mobile-end-of-support-faq

 投げやりのように感じるが、これは正しい判断だと思う。というのは、マイクロソフトはAndroid向けに77、iOS向けに66のアプリをリリースしている。これだけ揃っているなら、Android端末にマイクロソフトのアプリをインストールすると、「Microsoft Phone」や「Surface Phone」「Office 365 Phone」などと呼べるようなスマホになるかもしれない。そこで、Zenfone Zoomで試してみた。

Android Apps by Microsoft Corporation on Google Play
Apps from Microsoft - the worldwide leader in software, services and devices that help people and businesses realize their full potential.
‎Microsoft CorporationのAppをApp Storeで
‎OneDrive、Microsoft Power BI、Microsoft PowerPointとその他を含む、Microsoft CorporationのAppをダウンロードします。

Microsoft Phoneのような物を作る

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 マイクロソフトのサービスが利用できるAndroid端末を作るだけでは面白くない。Googleのサービスをなるべくたくさん無効にして完全なMicrosoft Phoneのような物を作る。しかし、root権限を使うようなことはしない。しなくても、十分、Microsoft Phoneような物が作れる。それほどマイクロソフトはAndroid向けアプリをリリースしており、Androidには自由があるということだ。

Googleのアプリを無効化する

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 まずは、Googleのアプリを無効化するところから始める。なお、無効化することにより、不具合が生じる可能性があるため、復旧に自信がない方は、マイクロソフトのアプリのインストールから初めていただきたい。

Googleのアプリを無効化するには、[設定]→[アプリと通知]→[アプリ情報]または、[設定]→[アプリ]などで、アプリの一覧を表示。「アンインストール」または「無効にする」をタップして進める。

アプリの一覧。ここからアンインストールや無効化したいアプリを選ぶ
「アシスタント」はアンインストールができる
アンインストールの確認画面
アプリによってはアンインストールができない。「無効にする」をタップする
確認のメッセージが表示されるため確認をして「アプリを無効化する」をタップ。これらの作業を繰り返す
  • Googleアシスタント
  • カレンダー
  • ドライブ
  • ハングアウト
  • フォト
  • マップ
  • メッセージ
  • 端末を探す
  • Chrome
  • Files
  • Gmail
  • Google Play Music
  • Google Playムービー&TV
  • Googleキーボード

を無効化すると、おおよそGoogleのサービスが使えなくなる。ただ、マイクロソフトのアプリをダウンロードするため、どうしてもPlay Storeだけは残さなければならない。

マイクロソフトのアプリをインストール

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 次にマイクロソフトのアプリをインストールする。コンシューマー向けだと以下のアプリをインストールすると、マイクロソフトのスマホに変身するはずだ。

 マイクロソフトのアプリをインストールするには「Google Play」を起動し、検索のキーワードに「マイクロソフト」と入力する。検索結果の覧から次のアプリをインストールする。

「 Google Play」でマイクロソフトのアプリを検索する
マイクロソフトのアプリをひたすらインストールしていく
マイクロソフトのアプリのインストール中。パソコンで見慣れたアイコンが並んでいる
  • Microsoft Excel
  • Microsoft Word
  • Microsoft Outlook
  • Microsoft PowerPoint
  • Microsoft OneDrive
  • Microsoft Office Lens
  • Microsoft OneNote
  • Microsoft 翻訳
  • Microsoft Authenticator
  • Microsoft Edge
  • Microsoft To-Do: リスト、タスク、アラーム
  • Microsoft Bing 検索
  • Microsoft Solitaire Collection
  • MSN マネー – 株式相場 & ニュース
  • Photos Companion, a Microsoft Garage project
  • MSN 天気 – 天気予報 & 天気図
  • MSN スポーツ – スコア&統計情報
  • Microsoft Launcher
  • Skype
  • スマホ同期アプリ

 これでGoogleのAndroid端末がマイクロソフトのサービスを使うためのスマホに様変わりする。

 しかし、Webブラウザの「Microsoft Edge」がインストールできなかった。EdgeはAndroid 4.4以上をサポートしているが、Zenfone Zoomに搭載されているCPUがAtomのため、インストールできなかった可能性がある。仕方がないので、再度Google Chromeを有効化した。

 これらのアプリは、Microsoftアカウントにログインして利用することが前提だ。しかし、1つのアプリでMicrosoftアカウントにログインしたら、ほかのアプリでもログインしているかというと、そうでもない。ExcelやWordなどOfficeアプリ群は問題ない。しかし、そのほかのアプリは、それぞれログインしなければならないものもあった。Windows 10 Mobileの乗り換え先に指名したのだから、ここは作り込んで欲しい。

 ということで、見事に仕上がった。

マイクロソフトのアプリをインストールしたAndroi端末のスクリーン。もうAndroidとは思えない
「Microsoft Phone」のような物。Android端末には見えない

ExcelやWordのファイルはローカルに保存するものではない

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 マイクロソフトは、以前からAndroidとiOS向けに数多くのアプリをリリースしていた。この積み重ねがあったからこそWindows Mobileのサポートが終了しても、「Android または iOS デバイスに移行することをお勧めします」と言えるのだろう。

 マイクロソフトに限らず多くの企業は、「クラウドファースト」を掲げている。今のマイクロソフトにとって重要なのは、Windows MobileやWindowsなどのOSではなく、

ExcelやWordのファイルをオンラインストレージのOneDriveに保存して、どの端末でもどこからでも閲覧と編集ができること

だと感じる。これはAndroidに限ったはなしではなく、Windowsはもちろんのこと、macOSとiOSでも同じようにExcelからOneDriveが使える。

 Excelなどのアプリでは、ファイルを保存するインターフェイスは、OneDriveに誘導するように作られている。マイクロソフトは、自宅や会社のNASに保存してVPNで接続、ダウンロードするようなことは考えていない。

Windows向けのExcelの「名前を付けて保存」。保存する場所はOneDriveとコンピューターが選べるが、クラウドのOneDriveの方が上だ
同じく、ファイルを開く画面

Android向けExcelも同じように作られている。OneDriveが保存先の第1候補
開く時も同様だ

マイクロソフトの「クラウドファースト」は本気

 そうなるとOSも重要ではなく、Excelさえ動けばいい。もっと言うと、Webブラウザで動作する「Microsoft Excel Online」でも問題ない。これならLinuxのデスクトップ環境でも、マイクロソフトのサービスが利用できる。

 このAndroid端末のマイクロソフト化で見えてきたのは、マイクロソフトは思っていた以上に「クラウドファースト」を実現しているということだ。さらに「Windows 10」は、マイクロソフトは最後のOSとしている。「Windows as a Service」と呼んでおり、Windowsは“OS”ではなく“サービス”というメッセージだ。

 Windows 10の1つ前のOSは、Windows 8.1。2018年1月9日にメインストリームサポートが終了している。さらに、2023年1月10日に延長サポートが終了する。これにより、マイクロソフトがサポートするデスクトップ向けOSはWindows 10だけになる。これがマイクロソフトが目指す理想だ。

ご存じですか? OS にはサポート期限があります! - Microsoft atLife
ご存じですか? OS にはサポート期限があります!

 もしかしたら、このタイミングでWindows 10の「10」が抜けて、単に「Windows」と呼ぶようになるかもしれない。Windowsがサービスであるなら、このようなことがあっても不思議ではない。