早くADSLを終了させたいNTT東西と続けたいソフトバンク #ADSL #ブロードバンド #ソフトバンク

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 ソフトバンクは、1月15日に「Yahoo! BB ADSL」など各種ADSLサービスの新規申し込みを2月末で終了すると発表した。このお知らせは“ひっそり”としたもの。しかし、広告は「申し込みはお早めに!」としている。新規受け付けを終了する通信サービスとしては異例だ。ここに、NTT東日本とNTT西日本(NTT東西)とのせめぎ合いが見えてくる。

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あと1か月で受け付けが終了するはずなのに、大々的に申し込みを受け付けている
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ADSLサービスの新規お申し込み受付終了のご案内 | インターネット・固定電話 | ソフトバンク
2019年2月28日(木)をもちまして、「Yahoo! BB ADSL」などの各種ADSLサービスの新規お申し込み受付を終了させていただくことになりました。

古い通信サービスは早く終了させたい

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 通常、通信サービスの新規受付の終了は、サービス終了への第一歩だ。サービスを終了する主な理由は、新しい通信サービスに経営資源を集中させるため。また、古いサービスはメンテナンスなどにコストがかかる割りには、売上が少ないなどコストパフォーマンスが悪い。そのため、通信会社のは古い通信技術を使ったサービスは早めに終了させたいというのは理解できる。

 先日はKDDIが、auの3Gサービス「CDMA 1X WIN」を2022年3月にて終了することを発表したばかりだ。ということは、2022年3月までは3G、LTE(4G)、おそらく5Gの3世代の移動通信サービスを提供しなければならない。ドコモとソフトバンクも同様の計画を立てているのだろう。

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「CDMA 1X WIN」サービスの終了について
KDDIのニュースリリース 「CDMA 1X WIN」サービスの終了について

 それと同じくNTT東西は、古い通信技術のADSLのサービスは終えて、光回線だけにしたいのだろう。しかし、ソフトバンクは、積極的にADSLを終了させたいように思えない。

新規申し込み終了間近の通信サービスを売り込むソフトバンク

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 ソフトバンクは、FTTHも手がけている。そのためADSLの新規申し込み終了は、FTTHへの移行の一歩に思えた。しかし、Yahoo! BBはそれとは異なる。新規申し込みの終了があと1か月に迫っている現在、「お申し込みはお早めに!」などという広告を出している。ADSLからFTTHに移行させたいのなら、光回線への切り替えをうながすため、初期費用や数か月間の利用料金の割引などを行うのが一般的だが、それとはまったく反対だ。

 これらを考えると、ソフトバンクはなるべく今のうちにADSL接続サービスの会員数を増やしたいのだろう。しかし、NTT東西がそれを阻んでいるように思える。

早くADSLを終了させたいNTT東西と、続けたいソフトバンク

 ソフトバンクが提供するADSLサービスのYahoo! BB ADSLだが、交換局から自宅や事業所までの回線はNTT東西から借りている。このNTT東西だが、フレッツ光のエリア内においては、すでにADSL接続サービスの「フレッツ・ADSL」の新規申し込みは終了している。さらに、2023年1月31日にサービスを終了することも決まっている。

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「フレッツ光」提供エリアにおける「フレッツ・ADSL」の提供終了等について | お知らせ・報道発表 | 企業情報 | NTT東日本
NTT東日本の報道発表資料をご案内します。
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「フレッツ光」提供エリアにおける「フレッツ・ADSL」の提供終了について|NTT西日本
NTT西日本の報道発表資料をご案内します。

 これを見る限り、NTT東西としては早くADSL接続サービスを終了させたいと考えているのが分かる。表向きは機器が枯渇しているとしているが、古いADSL接続サービスを終えて、光回線に全力に取り組みたいという考えもあるのだろう。

NTT東西のネットワークは2025年に次世代網に切り替わる

 またもう1つの理由が考えられる。それは、NTT東西のネットワークの更新だ。

 現在、NTT東西は大きく分けて、電話の交換機をベースとした「公衆交換電話網」(PSTN)と、インターネットの技術をベースとした「IP網」(NGN)の2つのネットワークを運用している。

 しかし、今後、交換機の維持が難しくなっていくため、2025年頃をめどにPSTNは廃止し、NGNに一本化する計画だ。PSTNは、ISDN、加入電話(アナログ電話)、ADSLなどの通信や通話サービスで利用している。一方のNGNは、フレッツ光やひかり電話などが接続されている。そのため、NTT東西としては、PSTNに接続しているISDNとADSLは早く終了させたいのだろう。

 こんなこともあり、NTT東西はソフトバンクに対して、早くADSL接続サービスを終了するように要望していると思われる。それが、今回のソフトバンクのADSLサービスの新規契約の終了につながったのだろう。

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NTT東西のネットワーク。左の方に現在は、PSTNとNGN網の両方を運用している。
しかし、2025年をめどにNGN網に一本化する計画だ。※NTT東西の資料から抜粋

PSTNからNGNへの移行で終了するサービスにADSLは含まれていない?

 このようにPSTNからNGNに移行するにあたり、多くのサービスが廃止される。技術的に提供できないことを理由としてあげているが、利用者が少なくNGN用にシステムを開発しても採算が合わないというサービスもあるだろう。NTT東西にとっては、古くから続く電話の付加サービスを一掃する機会でもある。

 このNTT東西のNGNへの切り替えの際、ADSLが使えなくなると思っていたのだが、資料を見るとそれは違うようだ。提供を継続するサービスと継続できないサービスのどちらにもADSLは載っていない。NTT東西としては、NGNへの切り替えとは関係なく、2025年の時点でADSLはすでになくなっているものと考えているのだろう。

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