コイン・ボタン電池は種類が多い。わたしは、扇風機のリモコン、LED付きの安全タスキ、Pokemon GO Plus、ワイヤレスのテンキーの予備に3種類のコイン・ボタン電池を用意していた。おそらく、Pokemon GO Plusと扇風機のリモコンは同じボタン電池だったと思う。
5つの機器のために4種類の電池が必要
困ったのは、数日前、ワイヤレスのテンキーの電池が切れた時。交換しようと思ったら、適合するCR2450がなかった。仕方がないからコンビニで探したら置いていないため、ヨドバシ.comで注文した。
改めて確認したら手元にあったのは、
- CR2032
- CR2025
- CR2430
の3種類だ。
しかし、キーボードで使っているCR2450は、手元にはなかった。結局、5つの機器のために4つのボタン電池が必要だったというわけだ。




この4種類のボタン電池はいずれも3V。パナソニックによると、CRに続く上2桁は直径(1mm単位)で、その下の2桁は厚さ(0.1mm単位)だ。これに従い型番を読むと、CR2032は直径20mmで厚さ3.2mm。そうなるとCR2032とCR2025は、直径と電圧は同じで厚さが0.7mm違うだけ。さすがにこれはどちらかに統一して欲しい。


パナソニックのコイン・ボタン電池は38種類
ではコイン・ボタン電池は、どれほどの種類が販売されているのか。パナソニックの「コイン・ボタン電池」を調べると、
- コイン型リチウム電池:20種類
- アルカリボタン電池:6種類
- 酸化銀電池:8種類
- 補聴器用空気亜鉛電池:4種類
で全部で38種類にもなる。手元にあるコイン・ボタン電池を使用する機器を見ても、どれかに統一する動きはないようだ。そもそも、直径が同じで厚さが3.2mmと2.5mmの2種類の電池があるのが理解できない。
一番使われているのはCR2032か?
どのコイン・ボタン電池がよく使われているか調べてみたいが、どうしたらいいのか分からない。そうした中、見つけたのがヨドバシ.comのランキング。2月4日20時現在、1位から5位までメーカーが異なるCR2032だった。そのため、CR2032を使っている機器が多いと推測できる。
コイン・ボタン電池の処分には注意を
このコイン・ボタン電池の処分には注意が必要だ。2018年12月3日、ホームセンターのコーナン千里山田店において、火災が発生した。原因は、コイン・ボタン電池からの出火の可能性が高いとしている。
千里山田店1号館における火災について (PDF)
https://www.hc-kohnan.com/wp-content/uploads/2018/12/20181128_05.pdf
そもそも、コイン・ボタン電池は、構造上の問題がある。プラス極とマイナス極の絶縁体が1mm未満だからだ。ここにアルミホイルやクリップなどの金属などが触れると、ショートを起こし場合によっては爆発や発火につながる。これを防ぐため、コイン・ボタン電池を処分する際は、テープなどで全体を覆うことをおすすめする。



