ファイルサーバーのバックアップに使っているHDDが不安定だ。心配になりHDDやSSDの診断ソフト「CrystalDiskInfo」で確認すると、「注意」という表示。もうこれは買い換えだ。
1TバイトのHDDは割高
ファイルサーバーは、自動的に1日2回の差分バックアップ、手動で1か月に1回程度のフルバックアップを行っている。壊れたのは、1か月に1回バックアップを行っているHDD。ファイルサーバーに保存しているファイルは500Gバイト弱のため、HDDも500Gバイトを使用していた。今後データが増えることは確実なので、1TバイトのHDDを探した。
しかし、AKIBA PC Hotline!でHDDの価格を確認したところ、1Tバイトは7,000円から5,000円程度で、1,000円足したら2Tバイトが、さらに1,000円足すと3Tバイトとキリがない。また、1Tバイトは単価が高い。一般的に販売されている内蔵のHDDは、すでに1Tバイトが一番小さい容量になっているからだ。
中古のHDDを買ってみた
そこで、中古のHDDを探してみた。
中古ならヤフオク!だろうと考えて探してみたところ、「ノークレームノーリターン」「ジャンク品」が多く、送料も含むと価格が比較しにくい。
次にAmazonを探してみたら、中古のHDDを扱っていた。ヤフオク!とは異なり、初期不良は返品できるため安心だ。そこで見つけたのが、「メーカー混在」という3,200円の商品。説明には、「Western Digital、Seagate、富士通、その他メーカー」と書かれている。特にこだわりもないので、これを注文した。
数日後、届いたのは東芝の「DT01ACA100」だった。Amazonで同じ製品の新品の価格を確認すると5,298円だ。おおよそ2,000円安く買えた。
CrystalDiskInfoで確認したところ「正常」。しかし、電源投入回数が3,534回に比べて、使用時間は365時間というなんともバランスが悪い値だ。念のため「FromHDDtoSSD」でフルスキャンを行っても不良セクタは見つからなかった。
中古のHDDの使い道は?
ただでさえ壊れやすいHDD。バックアップを取っていないHDDと置き換えるのは避けた方がいいだろう。しかし、何重かのバックアップのうちの1つやテレビの録画用のHDDなら問題ないと思う。
特にテレビ録画用のHDDは1Tバイト程度あれば十分だ。先ほどのAKIBA PC Hotline!の相場を眺めると、HDDは1万円程度で3Tバイトがメインのように思える。さすがにテレビ録画に3Tは必要ないだろう。価格と容量から考えて、このテレビ録画用には中古のHDDが良さそうだ。