上場するメルカリの規模はまだヤフオク!の3分の1

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 6月19日、フリマサービスを提供するメルカリが東証マザーズへ上場する。そこで、同じくフリマサービスと、それに競合するオークションサービスの取扱高をまとめた。いずれも2017年4月1日から2018年4月31日の数字だ。

  • メルカリ
    3,180億円(フリマサービスのみの取扱高)
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  • ヤフー
    9,426億円(決算資料より「オークション関連取扱高」、主にヤフオク!で、フリマ出品も含まれていると思われる)
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  • 楽天(国内EC ※参考値)
    (楽天市場などEC事業を全て含んだ数字。フリマサービスの「ラクマ」の取扱高はここに計上されている)
    3兆3,911億円
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といった具合に、メルカリの取扱高は、まだまだヤフオク!の3分の1だ。

 なお、楽天については、楽天市場、トラベル、ブックス、チケットなどを含んだ「国内EC」の流通額しか公表していない。そのため、フリマサービスだけの取扱高は不明だ。しかし、楽天はフリマサービスの「フリル」を買収し、以前から自社で運営していた「ラクマ」と2019年中をめどに統合する。そのため楽天は、フリマサービスの拡大を狙っていることが分かる。

 さらに、メルカリ、ヤフー、楽天の取扱高と、経済産業省が発表した「我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」における「ネットオークションの推定市場規模」と「フリマアプリの推定市場規模」を比較してみる。

http://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180425001/20180425001-2.pdf

 なお、経産省の資料は2017年1月から12月、各サービスは2017年4月から2018年3月の数字のため時期に若干のずれがある。また、いずれの資料もネットオークションとフリマサービスの境目があやふやなため、市場を俯瞰する程度の分析だ。

 同資料によると、2017年におけるネットオークションの推定市場規模は1兆1,200億円。年間で9,426億円を取り扱うヤフーの「オークション関連取扱高」にはフリマ出品も含まれている可能性が高いが、ヤフオク!のシェアは非常に高いことが読み取れる。

 また、フリマアプリの推定市場規模は4,835億円だ。メルカリの取扱額はすべてこの数字に含まれていることは明確なので、シェアは65.8%と考えられる。残りの1,655億円は、ラクマとヤフーのオークション関連取扱高のフリマ出品がほとんどを占めているのだろう。

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