お金だけではどうにもならないが、お金がないとどうにもならない ――京アニに寄付を

 アニメーション制作会社の京都アニメーション(京アニ)にて、放火とみられる火災が発生。30名を超える犠牲者と、数十名の重軽傷者が治療中だ。このような京アニの危機に一視聴者として何ができるか。まずは、デジタルコンテンツを買うことだったが、寄付金を募る窓口が開設された。

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京アニへの寄付金はいくらが妥当?

 日本は寄付という文化が根付いていない。内閣府のデータによると、2007年、日本における個人の寄付金額は名目GDPの0.11%だった。しかし、アメリカは2.2%(2008年)、イギリスは0.8%(2007年)。日本は圧倒的に少ない。そのため、寄付ということに慣れていない人も多いだろう。

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寄附金の国際比較 | NPOホームページ
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 迷うのは、いくらが妥当かということ。例えば、会社員なら1か月の手取り÷出勤日数=1日分の労働を寄付とするというのはどうだろうか。わたしは、どれくらいかと考えたが、このWebサイトの6月分のアフィリエイトと広告収入を募金した。このWebサイトの1か月分の労働を寄付するという感じだ。

ブログの収益での募金は今回限り

 上記の通り、Webサイトの6月分の収益はすべて募金した。しかし、今後はブログの収益からの募金は行わない。というのも、Google AdSenseの規約に

5.支払い
(略)
本サービスに関連するその他の金銭的利益を第三者が受領するような取決めは、いかなる種類の取決めであっても、Googleにより書面にて明示的に許可されない限り、当該第三者との間で締結することができないものとします

https://www.google.com/adsense/new/localized-terms?rc=JP&ce=19

とあるからだ。つまり、Google AdSenseで得た収益をわたし以外の者が受け取るといういう取り決めはしてはならないということだ。具体的には、「今月のGoogle AdSenseの収益は京都アニメーションに募金します」といった呼びかけだ。これは、わたしと読者の方との“取り決め”になりかねない。

 しかし、今回、わたしが行った6月分の収益の募金は、事前に誰ともそのような取り決めをしていないため問題ないだろう。このような事もあり、ブログの収益による募金は今回限りとする。

寄付金の使い道は?

 Webサイトには、「支援金の使途につきましては、亡くなられた社員とご家族・ご親族、療養中の社員とご家族・ご親族、及び会社再建とさせていただきたく存じます」と書かれている。火災があった第1スタジオは70人が働いていたという。会社構成によると、3月の時点で従業員数は165名。管理部門や営業などを差し引いて考えると、アニメ製作のスタッフが半分程度に減った可能性がある。

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 寄付金の呼びかけには、「再建を目指して」と書いてある。会社としてはそれほどの危機だということだ。

 まずは、被害者とその家族のケアが第一。その次、というか平行して、スタッフを補充する必要がある。この2つは、片方だけでも並大抵なことではない。それを平行して行わなければならないとなると、途方もない手間がかかるだろう。

 このように寄付金が集まったところで、1年程度では再建できないのは容易に分かる。しかし、お金がなければ人は雇えない。ファンの1人としては、寄付をして京アニの作品を楽しみながら、再建を待つというのが一番で、それ以上のことは何もできない。

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